SSブログ

[鍼灸あマ指 国試対策] 解剖学 小脳 [解剖学]

[問題]
◆小脳にみられるのはどれか。
1.オリーブ
2.黒質
3.赤核
4.歯状核

ushirojosei1e.jpg

1. 問題文からの推測

まずは小脳について確認してみたいと思います。

小脳は、大脳の後ろ側に位置して、見た目がカリフラワー状をした部分ですね。

脳幹といわれる中脳・橋・延髄の後ろ側に位置しています。

そして脳幹と小脳の間には第四脳室という空所があるんですね。

重さは成人で120~140グラムで、脳全体の重さの10%ぐらいです。

小脳の主な機能は知覚と運動機能の統合なので、小脳が損傷を受けると、運動や平衡感覚に異常が起こって、細かい動作ができなくなるんですね。

また、じっと立っていられずにふらふらしてしまいます。

運動の調節を行なっているといってもいいでしょう。

shounou2.png


2. 個々の選択肢の確認

次に、個々の選択肢の確認をしてみましょう。

◆1.オリーブ ・・・ 延髄の錐体の外側の隆起。

◆2.黒質 ・・・ 中脳にある神経核で黒っぽい部分。緻密部と網様部がある。

◆3.赤核 ・・・ 中脳の黒質の内側で赤く見える部分。運動機能に深く関わる。

◆4.歯状核 ・・・ 小脳の中心部にある神経細胞の集団。


【中脳】
kokushitsu1.png


【延髄】
enzui1.png


【小脳 - 歯状核ほか】
shounoushijoukaku1.png

(図はWikipediaより)


続きは「3. この問題の攻略法」へ



スポンサーリンク









3. この問題の攻略法

この問題は、小脳とその周辺の解剖について理解できていると解けますね。

小脳もそうですが、脳幹といわれるいわゆる中脳・橋・延髄の部分はごちゃごちゃとしていてわかりにくいので、図を確認しながら各部位を見ていくと良いでしょう。

また、脳室や、大脳基底核、といった用語も関連してきますので、これらも視覚的に確認しておくといいですね。


解答:4 / 分野:解剖学 (H25年 はり)







【あはきこくしの目次はこちらをクリック】
http://ahakikokushi.blog.so-net.ne.jp/2099-01-01
あはきこくしもくじ.jpg



スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。