SSブログ

[鍼灸あマ指 国試対策] 解剖学 筋の付着部 [解剖学]

[問題]
◆筋と付着部位について正しい組合せはどれか。
1.広背筋---上腕骨大結節
2.大胸筋---上腕骨小結節
3.大殿筋---大腿骨大転子
4.大腰筋---大腿骨小転子

kinniku1e.jpg

1. 問題文からの推測

まずは筋と付着部位について、選択肢に出てくる筋肉で確認してみましょう。

◆広背筋
・起始「第7胸椎-全腰仙椎の棘突起 / 腸骨稜 / 下位肋骨」
・停止「上腕骨小結節稜」
・作用「肩関節の内転・後屈 (後方に引く)」
・神経「胸背神経」
kouhaikin1.jpg

◆大胸筋
・起始「鎖骨の内半 / 胸骨と第1-第7肋軟骨前面 / (腹直筋鞘前葉)」、
・停止「上腕骨大結節稜」、
・作用「上腕を内転・内旋 / 呼吸の補助」
・神経「前胸神経 / (内・外側胸筋神経)」
daikyoukin1.jpg


◆大殿筋
・起始「腸骨後殿筋線部 / 仙骨 / 尾骨」
・停止「腸脛靭帯 / 大腿骨殿筋粗面」
・作用「股関節伸展」 負傷すると跛行(はこう)となる
・神経「下殿神経」
daidenkin1.jpg

◆大腰筋 (腸骨筋と合わせて腸腰筋という)
・起始「第12胸椎-第5腰椎体と全腰椎肋骨突起」
・停止「大腿骨小転子」
・作用「股関節屈曲かつ外旋」 腸骨筋と大腰筋は筋裂孔を通過し、一つの腱となる
・神経「大腿神経」
daiyoukin1.jpg

◆腸骨筋 (大腰筋と合わせて腸腰筋という)
・起始「腸骨窩」
・停止「大腿骨小転子」
・作用「股関節屈曲かつ外旋」 腸骨筋と大腰筋は筋裂孔を通過し、一つの腱となる
・神経「大腿神経」
choukotsukin1.jpg

(画像は「プロメテウス解剖学アトラス」医学書院より)


2. 個々の選択肢の確認

次に、個々の選択肢の確認をしてみましょう。

◆1.広背筋---上腕骨大結節

◆2.大胸筋---上腕骨小結節

◆3.大殿筋---大腿骨大転子

◆4.大腰筋---大腿骨小転子


続きは「3. この問題の攻略法」へ



スポンサーリンク









3. この問題の攻略法

この問題は、選択肢に出てくる各筋肉の起始と停止、そしてその筋の付着部の解剖学的名称が理解できていると解けますね。

筋の関連知識としては、ほかに「作用」や「支配神経」も憶えておくと、よりいいと思います。

そして、その筋の付着部に別の筋が付着しているかどうかも確認しておくと良いですね。


解答:4 / 分野:解剖学 (H24年 はり)







【あはきこくしの目次はこちらをクリック】
http://ahakikokushi.blog.so-net.ne.jp/2099-01-01
あはきこくしもくじ.jpg



スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。