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[鍼灸あマ指 国試過去問対策] 医療概論 後期高齢者医療制度 [医療概論]

[問題]
◆後期高齢者医療制度の財源について正しいのはどれか。
1.高齢者の支払う保険料は全財源の1割である。
2.他の医療保険者からの支援金はない。
3.国および地方自治体の負担は全財源の8割である。
4.75歳以上は保険料を免除される。


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1. 問題文からの推測
まずは「後期高齢者医療制度」について確認してみましょう。

後期高齢者医療制度というのは、2008年から始まった新しい医療制度です。

そもそも「後期高齢者」というのは75歳以上の高齢者を指しますが、2008年より75歳以上の人は保険料を支払うようになったんですね。

支払う保険料の額は都道府県により異なりますが年間でだいたい4~5万円で、これはこの制度の財源全体の約1割となります。

財源の半分つまり約5割が国や地方からの負担で、残りの約4割が若い世代の医療保険からの負担となります。

75歳以上で、給与所得者の扶養家族だった場合、それまでは支払わなかった保険料を、この後期高齢者医療制度になってからは支払うようになる、ということでいろいろと話題になっていました。

高齢化社会の今、国の医療財源はそれだけ足りないということなんですね。

ちなみに75歳以上の人が医者にかかった時には窓口にて、その治療費の1割を負担することになります。


2. 個々の選択肢の確認
次に、個々の選択肢の確認をしてみましょう。

◆1.高齢者の支払う保険料は全財源の1割である。  ・・・ 正しい

◆2.他の医療保険者からの支援金はない。      ・・・ ある (若い世代から4割)

◆3.国および地方自治体の負担は全財源の8割である。・・・ 5割

◆4.75歳以上は保険料を免除される。        ・・・ 1割負担する


続きは「3. この問題の攻略法」へ



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3. この問題の攻略法
この問題は、後期高齢者医療制度について問う問題ですので、その基本知識とさらにその周辺の医療制度についても理解しておくと解けると思います。

特に今回の問題のように、この制度の財源の内訳がそれぞれ何割なのか、ということが出題されやすいですね。

また、選択肢2のように、「2.他の医療保険者からの支援金はない」という表現についても、きちんと理解しておきましょう。

財源の4割が「若い世代から」ということは、若い世代の医療保険、つまり健康保険などからの支援がある、ということなんですね。

そして後期高齢者が窓口で1割の治療費を負担するということ、さらに年間で保険料を支払うように2008年からこの制度が始まった、ということを覚えておくとよいでしょう。


解答:1 / 分野:医療概論 (H26年 はり)





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