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[鍼灸あマ指 国試対策] 東洋医学概論 気血津液 - 真気の作用 [東洋医学概論]

[問題]
◆真気の作用のうち「汗や尿がむやみに漏れ出るのを防ぐ」のはどれか。
1.気化作用
2.固摂作用
3.推動作用
4.防御作用

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1. 真気とは

真気(しんき)というのはいわゆる「気」のことです。

別の言い方で言うと「正気」(せいき)です。字のごとく、「正しい気」であり、「正常な気」ということですね。

正しく、正常な気があるのなら、その逆もあります。

それが「邪気」(じゃき)ですね。人間の正常な活動を妨げる気が「邪気」です。

ここでは真気または正気をテーマにしていますので、「人間の正常な活動を支える気」が真気であり正気ということです。


2. 真気の作用

その真気の作用には5つの作用があるんです。

1. 推動(すいどう)作用 ・・・ 押し流す
2. 温煦(おんく) 作用 ・・・ あたためる
3. 固摂(こせつ) 作用 ・・・ 漏らさない
4. 防御(ぼうぎょ)作用 ・・・ 防ぎ守る
5. 気化(きか)  作用 ・・・ 物質変換

「推動作用」は成長や発育、流れているものを促進する作用です。

「温煦作用」は体を温める作用です。

「固摂作用」は血液や水分をあるべき場所に留めておく作用です。

「防御作用」は病気の原因が体内に侵入しないように防ぐ作用です。

「気化作用」は気・血・水分(津液)が相互に物質変換するのを促す作用です。

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続きは「3. この問題の攻略法」へ



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3. この問題の攻略法

この問題は「気の作用」がきちんと理解できているかを問う問題ということになりますね。

そして、「真気」という言葉を知っているかどうかも試されます。上に書いたように真気と正気は同じ意味であり、要するに人間の正常な活動を支える「気」の作用が理解できていれば解けます。

この種類の問題では、圧倒的に「固摂作用」と「気化作用」が出題されます。

というのも、「温煦」や「防御」は漢字から想像がつきやすいからです。「温煦」(おんく)という言葉自体は少し難しいですが、「温」という字から何やら「あたためる」ということが想像できます。

ですので、漏らさない性質の「固摂」と、物質の相互変換を示す「気化」の作用はきちんと憶えておきましょう。

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解答:2 / 分野:東洋医学概論 (H22年 あマ指)







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