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[鍼灸あマ指 国家試験対策] あん摩マッサージ指圧理論 基本圧法 [あマ指理論]

[問題]
◆指圧の基本圧法で次の文で示すのはどれか。「5~7秒かけて徐々に力を加え、徐々に力を抜く。」
1.衝圧法
2.通常圧法
3.持続圧法
4.緩圧法

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1. 問題文からの推測

指圧の基本圧法については置いておき、まずは問題文の「5~7秒かけて徐々に力を加え、徐々に力を抜く。」ということについて考えてみましょう。

この説明文の通り、頭の中でシミュレーションしてみるんですね。

そうすると、5秒から7秒かけて徐々に力を加える、というのは、特に速くもなく遅くもない指圧の手技だということが想像できます。

そして、「徐々に力を加え、徐々に力を抜く」ということは、特殊なことは特にしてなくて、自然な施術と考えることができます。

ということはいたってノーマルだということなんですね。


2. 個々の選択肢の確認

選択肢としては基本圧法のうちの4つが記載されています。

このうちのどれかを考えるわけですが、ここでは基本圧法についてすべて解説してゆきます。

基本圧法というのは指圧の手技の基本的な押圧操作のことなのですが、次のものがあります。

(1) 通常圧法 ・・・ 最も多く用いられる漸増漸減の圧法で、圧持続時間はおよそ5~7秒です。

(2) 衝圧法 ・・・ 漸増で一定深度まで押圧し、衝圧の程度を定め、急激に押してすぐ離す圧法です。通常圧法に比べて反射作用を喚起する効果があります。

(3) 緩圧法 ・・・ 押圧が一定強度に達するまでゆっくりと圧を増していく方法で、通常圧法の2~3倍の時間をかけます。

(4) 持続圧法 ・・・ 主に手掌を用い、圧持続時間は約1分間位で、弱い刺激で強刺激と同様な効果的な反応を期待する圧法です。

(5) 吸圧法 ・・・ 手掌または四指で、皮膚や皮下組織を吸い上げるようにして圧を加える方法で、主として皮膚反射を期待する押圧操作です。強ければ神経や筋肉の機能を抑え、弱ければその部の機能を高めます。


続きは「3. この問題の攻略法」へ



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3. この問題の攻略法

この問題は、上記の通り「基本圧法」についてそれぞれがどんなものなのかを把握できていれば解けるんですね。

ただ、そうは言ってもなかなか憶えにくいかもしれませんが、まずは「ノーマル」を覚えるといいと思います。つまり5~7秒かけて圧して、同じ時間をかけて力を抜く、という10秒から14秒くらいのゆったりとしたリズムが指圧なんですね。

それが「基本圧法」です。

なので、それよりも速ければ衝圧法です。というか、衝圧法は「すぐ離す」というのが特徴ですね。

そして基本圧法よりも遅ければ緩圧法です。通常の2~3倍ということなので、10秒から20秒くらいかけて圧して、そして離すという非常にゆっくりとしたリズムですね。

それ以外は特殊な方法です。持続圧法はなんと1分くらい圧するんですね。吸圧法は字のごとく吸い上げるんです。

方法と合わせて、どんな場合に使うのかを押さえておくといいですね。

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答え:
解答:2 / 分野:按摩・マッサージ・指圧理論 (H25年 あマ指)







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