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[鍼灸あマ指 国家試験対策] 解剖学 ディッセ腔 [解剖学]

[問題]
◆ディッセ腔にみられるのはどれか。
1.クッパ-星細胞
2.ビタミンA貯蔵細胞
3.赤血球
4.胆汁

kanzou1.jpg

1. 問題文からの推測

まずは問題のテーマとなっている、ディッセ腔についてです。

ディッセ腔というのは、肝臓の洞様毛細血管の壁の内皮細胞と肝細胞板との間の狭い隙間のことなんですね。

肝細胞索の間は類洞(洞様毛細血管)と呼ばれる、毛細血管よりも太い血液の走路を形成しています。

ディッセ腔は、血しょうが分布していて、血中においてアルブミンに結合している薬物もディッセ腔に入り、肝実質細胞の近傍に到達することができるんですね。

ディッセ腔はビタミンAのような脂溶性ビタミンを貯蔵する伊東細胞というのも含んでいるんです。

つまり栄養分の貯蔵に関与している場所なんですね。


2. 個々の選択肢の確認

次に、個々の選択肢の確認をしてみましょう。下記の通りになります。

◆クッパ-星細胞 ・・・ 肝臓を構成するの微小組織の一つで、類洞に存在するマクロファージの一種。

◆ビタミンA貯蔵細胞 ・・・ 肝類洞周囲に存在する星細胞で、ビタミンAの貯蔵・代謝の中心的な役割を果たす細胞。

◆赤血球 ・・・ 血液中に含まれる、体を循環して酸素を供給する細胞。

◆胆汁 ・・・ 肝臓で生成される消化液(消化酵素は含まない)


続きは「3. この問題の攻略法」へ



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3. この問題の攻略法

この問題は、肝臓のディッセ腔がどんな場所でどんなことをするのかがわかっていれば解けますね。

そして各選択肢についても、その意味と肝臓との関係が解っていれば大丈夫でしょう。

図解しずらい部分ですが、なんとか画像を参考にしてみていただければと思います。

国家試験の出題傾向としては、比較的多い方かもしれませんね。


解答:2 / 分野:解剖学 (H25年 はり)






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あはきこくしもくじ.jpg



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