[鍼灸あマ指 国家試験対策] 生理学 酸塩基平衡 [生理学]
[問題]
◆血液の酸塩基平衡の保持に重要なイオンはどれか。
1.カリウムイオン
2.カルシウムイオン
3.マグネシウムイオン
4.重炭酸イオン
1. 問題文からの推測
まずは「酸塩基平衡」について確認してみましょう。
これは「酸性」か「アルカリ性」の状態かの「つりあい」に関する概念です。
塩基というのはアルカリのことですね。
酸性かアルカリ性かを表すのに「pH ペーハー」という指標を使います。
pHは酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけて、酸・アルカリの度合いをその目盛りの数字で表すものです。
pH7を中性として、それ未満を酸性、それより大きければアルカリ性としています。
そして人間の体内ではpH「7.4」ぐらいになるようにバランスが保たれているんですね。
また、水素イオン(H+)の濃度が高くなると酸性に傾き、逆に水素イオン濃度が低くなるとアルカリ性に傾きます。
2. 「酸塩基平衡」に必要なイオン
「酸塩基平衡」に関係するイオンは、「水素イオン」と「重炭酸イオン」です。
化学の分野になりますが、「重炭酸緩衝系」というのがあって、これは次の平衡式によって、H+とCO2とを相互に変換しているんです。
H+ + HCO3- ←→ H2CO3 ←→ H2O + CO2
(H2CO3は重炭酸。HCO3-は重炭酸イオン)
細かい説明は割愛させていただきますが、体内の状態によってこの式の左側に傾いたり右に傾いたりしながら、体内バランスが保たれているんですね。
続きは「3. この問題の攻略法」へ
スポンサーリンク
3. この問題の攻略法
この問題は、「酸塩基平衡」についてその概念と、関連するキーワード、つまりその登場人物である「水素イオン」と「重炭酸イオン」が理解できていれば解けます。
ただ、「酸塩基平衡」について深く理解しようとすると化学の知識がある程度必要になります。
化学式であったり、化学反応の過程を理解しながら、重炭酸イオンが増えるとなぜ水素イオンが減るのか、またはその逆はどのような機序なのかを学ぶと、それらの知識を深めることができます。
より深く知りたい場合は「酸塩基平衡」について是非調べてみてください。
解答:4 / 分野:生理学 (H24年 はり)
【あはきこくしの目次はこちらをクリック】
http://ahakikokushi.blog.so-net.ne.jp/2099-01-01
スポンサーリンク
◆血液の酸塩基平衡の保持に重要なイオンはどれか。
1.カリウムイオン
2.カルシウムイオン
3.マグネシウムイオン
4.重炭酸イオン
1. 問題文からの推測
まずは「酸塩基平衡」について確認してみましょう。
これは「酸性」か「アルカリ性」の状態かの「つりあい」に関する概念です。
塩基というのはアルカリのことですね。
酸性かアルカリ性かを表すのに「pH ペーハー」という指標を使います。
pHは酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけて、酸・アルカリの度合いをその目盛りの数字で表すものです。
pH7を中性として、それ未満を酸性、それより大きければアルカリ性としています。
そして人間の体内ではpH「7.4」ぐらいになるようにバランスが保たれているんですね。
また、水素イオン(H+)の濃度が高くなると酸性に傾き、逆に水素イオン濃度が低くなるとアルカリ性に傾きます。
2. 「酸塩基平衡」に必要なイオン
「酸塩基平衡」に関係するイオンは、「水素イオン」と「重炭酸イオン」です。
化学の分野になりますが、「重炭酸緩衝系」というのがあって、これは次の平衡式によって、H+とCO2とを相互に変換しているんです。
H+ + HCO3- ←→ H2CO3 ←→ H2O + CO2
(H2CO3は重炭酸。HCO3-は重炭酸イオン)
細かい説明は割愛させていただきますが、体内の状態によってこの式の左側に傾いたり右に傾いたりしながら、体内バランスが保たれているんですね。
続きは「3. この問題の攻略法」へ
スポンサーリンク
3. この問題の攻略法
この問題は、「酸塩基平衡」についてその概念と、関連するキーワード、つまりその登場人物である「水素イオン」と「重炭酸イオン」が理解できていれば解けます。
ただ、「酸塩基平衡」について深く理解しようとすると化学の知識がある程度必要になります。
化学式であったり、化学反応の過程を理解しながら、重炭酸イオンが増えるとなぜ水素イオンが減るのか、またはその逆はどのような機序なのかを学ぶと、それらの知識を深めることができます。
より深く知りたい場合は「酸塩基平衡」について是非調べてみてください。
解答:4 / 分野:生理学 (H24年 はり)
【あはきこくしの目次はこちらをクリック】
http://ahakikokushi.blog.so-net.ne.jp/2099-01-01
スポンサーリンク
コメント 0