[鍼灸あマ指 国試対策] 東洋医学概論 陰陽五行 - 五志と五臓 [東洋医学概論]
[問題]
◆五志と五臓との組合せで正しいのはどれか。
1.怒――肝
2.喜――肺
3.憂――心
4.恐――脾
1. 陰陽五行と五臓
この問題は、陰陽五行論の特に五行論について問う問題ですね。
五行とは物事を五種類にタイプ分けする考え方で、「木・火・土・金・水」(もく・か・ど・こん・すい)が基本となっています。
そして五臓としては「肝・心・脾・肺・腎」(かん・しん・ひ・はい・じん)になります。
それぞれ順に、(1)木、肝 (2)火、心 (3)土、脾 (4)金、肺 (5)水、腎 が対応していることになります。
この意味としては、肝(かん)は「木のように上に昇り伸びていく性質」を持ち、
心(しん)は文字通り「火のように燃える(燃えやすい)性質」を持ち、
脾(ひ)は「土のように植物を始め万物を育成する性質」を持ち、
肺は「金属のように清粛(不純なものを取り除き清めること)、収斂(収縮すること)という性質」を持ち、
腎は「泉から湧き出る水のような性質」を持っているとされます。
2. 五志とは
そして「五志」(ごし)というのは、五つの「感情」のことで、五行では「怒・喜・思・憂・驚」(ど・き・し・ゆう・きょう)が対応しています。
◆怒(木性・肝)・・・肝(かん)が病むと気が上昇して怒りっぽくなります。
◆喜・笑(火性・心)・・・有頂天や大声で笑う事は気が緩み心(しん)の力を弱めます。
◆思(土性・脾)・・・思い悩み過ぎると気が結して脾や胃に害を及ぼします。
◆憂・悲(金性・肺)・・・憂い悲しみ過ぎると気が消えて肺を弱めます。
◆恐・驚(水性・腎)・・・恐れや驚きは、気を乱して腎を害します。
「病は気から」とよく言われますが、感情の乱れは内臓をいためるんですね。
続きは「3. この問題の攻略法」へ
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3. この問題の攻略法
この問題は「怒り過ぎると肝を病む」「喜び過ぎると心を病む」などの性質を知っていればもちろん解ける問題ですね。
ですが、東洋医学概論の問題では、ちょくちょくこの「陰陽五行」が出てきます。
なので、色体表の一部を憶えておくと二重確認の意味でも強力だと思いますよ。
ただ、色体表を全部丸暗記する必要はもちろんありません。よく問題に出てくるこの「五志」くらいは覚えておいても損はないと思います。
ほかにも、「五味:酸・苦・甘・辛・鹹」(さん・く・かん・しん・かん)とか、「五精:魂・神・意・魄・志」(こん・しん・い・はく・し) あたりは憶えていて損はないかもしれませんね。
色体表を憶えるコツは、ただひたすら「音で憶える」ことだと思います。呪文のように何度も唱えて、音で憶えてしまうのが近道ですね。
「どきしゆうきょう」
「さんくかんしんかん」
「こんしんいはくし」
是非やってみてください。
解答:1 / 分野:東洋医学概論 (H25年 あマ指)
【あはきこくしの目次はこちらをクリック】
http://ahakikokushi.blog.so-net.ne.jp/2099-01-01
◆五志と五臓との組合せで正しいのはどれか。
1.怒――肝
2.喜――肺
3.憂――心
4.恐――脾
1. 陰陽五行と五臓
この問題は、陰陽五行論の特に五行論について問う問題ですね。
五行とは物事を五種類にタイプ分けする考え方で、「木・火・土・金・水」(もく・か・ど・こん・すい)が基本となっています。
そして五臓としては「肝・心・脾・肺・腎」(かん・しん・ひ・はい・じん)になります。
それぞれ順に、(1)木、肝 (2)火、心 (3)土、脾 (4)金、肺 (5)水、腎 が対応していることになります。
この意味としては、肝(かん)は「木のように上に昇り伸びていく性質」を持ち、
心(しん)は文字通り「火のように燃える(燃えやすい)性質」を持ち、
脾(ひ)は「土のように植物を始め万物を育成する性質」を持ち、
肺は「金属のように清粛(不純なものを取り除き清めること)、収斂(収縮すること)という性質」を持ち、
腎は「泉から湧き出る水のような性質」を持っているとされます。
2. 五志とは
そして「五志」(ごし)というのは、五つの「感情」のことで、五行では「怒・喜・思・憂・驚」(ど・き・し・ゆう・きょう)が対応しています。
◆怒(木性・肝)・・・肝(かん)が病むと気が上昇して怒りっぽくなります。
◆喜・笑(火性・心)・・・有頂天や大声で笑う事は気が緩み心(しん)の力を弱めます。
◆思(土性・脾)・・・思い悩み過ぎると気が結して脾や胃に害を及ぼします。
◆憂・悲(金性・肺)・・・憂い悲しみ過ぎると気が消えて肺を弱めます。
◆恐・驚(水性・腎)・・・恐れや驚きは、気を乱して腎を害します。
「病は気から」とよく言われますが、感情の乱れは内臓をいためるんですね。
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3. この問題の攻略法
この問題は「怒り過ぎると肝を病む」「喜び過ぎると心を病む」などの性質を知っていればもちろん解ける問題ですね。
ですが、東洋医学概論の問題では、ちょくちょくこの「陰陽五行」が出てきます。
なので、色体表の一部を憶えておくと二重確認の意味でも強力だと思いますよ。
ただ、色体表を全部丸暗記する必要はもちろんありません。よく問題に出てくるこの「五志」くらいは覚えておいても損はないと思います。
ほかにも、「五味:酸・苦・甘・辛・鹹」(さん・く・かん・しん・かん)とか、「五精:魂・神・意・魄・志」(こん・しん・い・はく・し) あたりは憶えていて損はないかもしれませんね。
色体表を憶えるコツは、ただひたすら「音で憶える」ことだと思います。呪文のように何度も唱えて、音で憶えてしまうのが近道ですね。
「どきしゆうきょう」
「さんくかんしんかん」
「こんしんいはくし」
是非やってみてください。
解答:1 / 分野:東洋医学概論 (H25年 あマ指)
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